きょうの視点 2003/04/02
2003年4月7日      
 鉄腕アトムの誕生日に
  アトム像と記念写真を撮ろう!
  

『飯能いつどこ情報源』編集人
 小久保 達
 本日昨日累計

     2003年4月7日
     鉄腕アトムの誕生日
     50年も前から
     待っていた日が
     とうとうやってきた

 これは、私が最近詠んだ五行歌です。

 私のような団塊の世代はアトムの漫画と主題歌には特別な感慨を持っています。月刊誌『少年』に連載中のアトムを読んでいた小学生当時は、西暦2003年など「遙かに遠い先の将来」のことだと思っていました。

「2003年は53歳だ」ということは計算できても、その時には、自分がどこに住んでいて、どのようなことをしているのか、それまでにどのような人生を歩むのか、そんなことはまったく想像できませんでした。しかし、とうとう「その日」はやってくるのです。

 飯能市にはその鉄腕アトムのブロンズ像が20年も前から有ります。ちょうどアトムの像が設置されたばかりの頃、飯能に転入してきた私は、散歩の途中で偶然、アトム像を「発見」したときは驚きました。同時にいくつかの疑問が生じてきたものです。
   「なぜアトム像がここにあるのだろうか?」
   「いつからあるのだろうか?」
   「だれがどのような目的で建立したのだろうか?」
 これらの疑問への答えは、その後、飯能青年会議所OBと知り合うことで得られました。

 ところが残念ながら、その後、市内のイベントなどで、このアトム像が全市民から注目され、大々的に活用されたということを聞いたことはありません。(私が知らないだけで、活発なイベントが開催されていたのかもしれませんが……)

 昨年の秋頃から、「アトムの誕生日」に向けて様々なイベントが日本各地で開催されてきています。「当然、飯能でも何か企画されているのだろう」と期待していました。

「アトム展」「アトムお宝鑑定会」「アトムキャラクター仮装行列」「絵画コンテスト」「主題歌コンテスト」「ウランちゃん・お茶の水博士像の建立」「記念講演会」などの企画プランは、アトム世代の人たちなら誰もが考えていたことです。

 ところが、飯能青年会議所や飯能商工会議所、商店街連合会などにつながりを持っていない市民は、それらのイベント企画を提案したくても、そのルートがありませんでした。「アトム像は青年会議所のものだから部外者が口を出してはいけないのだ」と思っていた人も多かったのです。

 商店街連合会と青年会議所の企画である「HAPPY BIRTHDAY ATOM in HANNO」は4月6日で終了し、4月7日はとくに企画はないようです。「人が集まりやすい日」や「ボランティアスタッフの都合」をなど考慮すれば、日曜日である6日がメインになるのは仕方のないことかもしれません。

 しかし、40年も50年も前から「2003年4月7日」を意識していた人たちにしてみれば、アトムの誕生日は「4月7日」なのです。たとえ「人の出が少なかった」としても、4月7日には、記念になることをしてみたいのです。

 そこで、「毎年4月7日にアトムの誕生日を記念したい」という人たちが集まって、ささやかなことをやってみることにしました。まず「鉄腕アトム生誕祭」という「4月7日の誕生日イベント」専用HPを立ち上げました。そこで「世界に唯一のアトム像と記念写真を撮りませんか?」という呼びかけを始めました。

 果たしてその日、何人の人がやってくるかはまったく予想できません。幸いなことに「4月7日」は桜まつりの最中です。おそらく満開の見頃でしょう。アトム像の周囲にはお花見の人たちが集まってきます。まず、その人たちに「アトム像とツーショットの記念写真」を呼びかけてみます。

 市内の朝日新聞専売店(ASA飯能中央)が「特製アトムタオル」を100本提供してくれましたので、記念写真を撮った人にプレゼントできるようになりました。さらに、撮影した写真を上記HPの画像付き掲示板に送信すれば永久にネット上に掲載され続けるようにしました。

 ささやかながらも、これから毎年4月7日には「アトム像との記念写真」を呼びかけていこうと思います。その日付は平日のときのほうが多いでしょうし、新年度に入ったばかりの時期ですからアトム像の前に来られる人はそんなに大勢にはならないと思います。でも、4月7日はいつも桜が満開の良い季節でもあります。

 日本全国では「4月7日が誕生日」という人は約35万人もいると推定されます。「たまにはアトム像の前で誕生日を祝うのもいいな」と思ったときに飯能に来て頂ければいいのです。少なくとも、その人たちには「手塚プロにも手塚治虫記念館にもない世界で唯一の鉄腕アトム像がある」ということを全員に知ってもらいたいのです。

 2003年に生まれた子供は「アトムと同い年」です。今年の参加は無理でも、2004年の4月7日はお父さんやお母さんに抱かれてアトム像で記念写真を撮ることができるようになります。2005年の4月7日はヨチヨチながらでも自分で歩いて来ることができるでしょう。

 さらに「アトムと同い年」の子供たちが幼稚園に入園する2007年には、市内の幼稚園のなかでアトム像の前で入園式を開催するところがあるかもしれません。そして4月7日に限らなくても「一度はアトム像に触ってこよう」と遠足でやってくる小学校が県内や都内には増えてくるでしょう。中学生や高校生になったら「懐かしいデートコース」になるかもしれません。


 2024年の成人式は鉄腕アトムも成人式(?)です。アトム像の側にある飯能市民会館で、全国から集まった人たちの「アトムと同い年たちの成人式」が開かれたら楽しいのではないでしょうか。

 私はその時まで生きていられたら73才です。それまでは、趣味として「鉄腕アトム生誕祭」HPを続けていきたいと思っています。

 「街おこし」の目標の一つに地域の知名度を高める、ということがあります。「街おこし」の原点は「いま自分たちの足下にあるものを活用する」ことです。20年間ひっそりと飯能に存在していた鉄腕アトム像はこれからの20年をかけて「世界中の人々に認知される」ようになるのです。世界中から大勢の人たちが「アトム像を見るために飯能にやってくる日」を待ち望んでいます。

                                  2003/04/02 No.22