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2004/04/24 |
2004/05/22 |
2004/06/26 |
石田郁子 |
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いつもにこやかに
教会の花の世話をしている
老婦人は
きっとたくさんの
悲しみを知っている人
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自分のこれからを
こんなふうに生きたいと
広げてしまった
大風呂敷に
少し慌てている 二席(同点)
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風 |
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持ち主を離れた
鯉幟たち
託された愛を
ふうわりと降らせながら
川に橋を架ける 二席(同点)
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「美味そう」じゃない
「美味い」のだ
でも
思わずニヤリ
仲直りの合図
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菊江 寛 |
ふっくらふっくら
萌ぎ色の
山肌は
ひと雨ごとに
かゆいよ
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スカートの
軽やかに
ゆれる季節
腰の下にばかり
目がいきたがる
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栗の花
たっぷりたっぷり
台風の
重い空なのに
まあ喜ぶこと
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小久保かね子
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虹の下
行ってみたい
下は霧のようかな
そこで立ちたい
夢の中
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あざみの花可憐
やさしく手折れ
棘のするどさ
手をいたわりて
野に咲く花と知る
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発車直後の
バス停に
日傘さして
次の発車待とう
老いの昼
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天国から地獄に
転落した人がいる
「ざあまあみろ!」
とは思えない
私もそんな年になった
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見たことを
感じたことを
思い描いたことを
いま考えていることを
五行で表してみる
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お金に迷い
仕事にも迷う
進む道に迷い
自分にさえ迷う
そんな迷子たちの国 (一席)
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小林美智代 |
パチンパチンと
つめを切る音が
妙に心にしみる
一日くが無事にと
祈る日々の中で 二席
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一日は姉妹で
一日は夫と子を
訪ね一日は友と会う
いのち輝やく
私のゴールデンウイーク
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きびしい告知を
受ける日は
あたたかい日がいい
太陽の光にささえられ
家にかえりたい 二席(同点)
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芹川廣信 |
たった、すこしでも
老人の慰めになれば
プレゼントしよう
未完成な
走馬灯
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「想い出はすべて霧の中である」
つたない五行歌に
心に灯をともされたと
娘を亡くした
老友の返事
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今日過ぎれば
明日があるさ
いろんな事も人生さ
だから
さよならは云わないよ
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なまい きなこ |
言葉にすると
心がみえる
人に伝わる
決意が固まる
自分がわかる 一席(同展)
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人は、みな違う
考えも感じ方も
だから
心が通じた時
感動が生まれる
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悠木すみれ |
静まるのを
待つしかない
反抗期の
息子のような
春嵐 一席(同点)
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はらはらしながら
聞いている
鶯の初鳴きのような
新米駅員さんの
アナウンス 一席
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いくつになっても
列車の旅は
缶入りの
みかんジュースの
匂い
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体弾ませ
声張り上げ
真似て応援
雰囲気に酔う
一日ファン
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バラが咲く
石楠花も咲く
木も草も
休まず変化
日々の喜び
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天城路は
清かな緑
山笑う
峠下れば
膝笑う 二席(同点)
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れっどようこ |
木樹は
わかばの域を越えた
手がけた
パロデーは
近付きながら亦遠のく
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朝の流しの
ステンレス
おびただしい
潮の跡が物語る
あさりの本音
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花に触れ
水を弾いて
チャイルドの部分で遊ぶ
はつなつの
小川のほとり
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和田 今日子 |
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いっしょにね
このひと言で
しぼんでいた心が
ふくらんだ
ありがとう 二席(同点)
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本屋三軒
歩き廻る
何を探してるの
心の虚の空間を
みたしてくれるものを
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