| 飯能五行歌会2001年9月〜12月の作品 飯能五行歌会HOMEへ |
|
|
2001/12/22
|
2001/11/24
|
2001/10/23
|
2001/09/25
|

石田郁子
|
|
|
さっさと探せ
|
新しい塒
|
ちゅんちゅん泣かないで
|
裸の木で
|
雀
|
|
|
|
救われている
|
みんな
|
しし座流星群の話に
|
力の及ばない
|
人間の
|
|
|
|

井関貞子
|
|
|
|
|
そう云う
|
炭火の暖ったかさ
|
エアコンでなく
|
ス
ト
|
ブ
で
な
く
|
|
|
|
時間だものね
|
お腹の空く
|
塾の子は云う
|
バナナみたいと
|
下弦の月を見て
|
|
|
|
出
番
を
待
つ
|
葉かげに隠れ
|
こおろぎさん
|
秋をさがす
|
網戸を這い
|
|

門田りよ子
|
|
|
身構える
|
今を見透かされ
て
|
懐かしさよりも
|
過去からの視線
|
不意に
|
|
|
|
眼から癒されていく
|
色づく中
|
ゆったり波打つ芒の群
|
離れてキリン草
|
足下で揺れるコスモス
|
|
|
|
流れ過ぎて行く
|
孕んで
|
一生の行方
|
時の大河
|
目の前に続く
|
|
|
|
若者気取り
|
恥ずかしさよりも
|
疾走
|
ペダルを漕ぎ
|
前スリットのスカ│トで
|
|

菊江 寛
|
|
|
誰がしたんでえ
|
こんな胃袋に
|
りんごにみかん
|
青
汁
に
ロ
│
ヤ
ル
ゼ
リ
│
|
忘年会の翌朝は
|
|
|
|
小枝となる
|
ひとりの
|
早霜の奥武蔵に
|
踏まないように
|
草紅葉
|
|
|
|
知らない
|
幸せのつかみ方を
|
手は
|
する人の
|
他人のせいにばかり
|
|
|
|
食べ方
|
好きな
|
娘ふたりの
|
半分こ
|
おいしいものは
|
|

吉川幸子
|
|
|
思わず
う
ふっ
|
メ
│
ル
|
気合いの入った
|
人生謳歌しようと
|
娘から
|
|
|
|
泣いている
|
電話の向こうで
|
なのに娘は
|
一人暮らし
|
念願の
|
|
|
|
|
上昇中
|
うきうき度
|
澄みきって
|
身も心も
|
秋晴れに
|
|

葛原りょう
|
|
|
消すか
の
よ
う
に
|
線を
|
人間が書き損じた
|
雪が降る
|
都心のビルに
|
|
|
|
突抜けてきた風
|
あなたを今
|
風は
|
飛び込んできた
|
わたしに
|
|
|
|
|
見つかった
|
やさしさが
|
今日の
|
辿っていくと
|
蟻の道
|
|

小久保 達
|
|
|
カ
ウ
ン
ト
ダ
ウ
ン
|
始まっている
|
生まれた時から
|
せいぜい87万時間
|
百年生きたとしても
|
|
|
|
言葉を探す
|
吐き出したくて
|
それを
|
何か
|
胸につかえている
|
|
|
|
思いを絞れ
|
言葉を削れ
|
ダイエット
|
私の心の
|
五行歌は
|
|
|
|
投げ出さずに掘り下げる
|
手を抜かずに掘り下げる
|
いままでの体験を掘り下げる
|
今の仕事を掘り下げる
|
自分の足下を掘る
|
|

前川みち子
|
|
|
|
母は八十六才
|
同居を始めた
|
同じことをいう
|
なんどもなんども
|
その話は聞いたよ
|
|
|
|
にぎりかえしてきた
|
ギュッと
|
私を信じて
|
あたたかなぬくもり
|
にぎりしめた手
|
|
|
|
コ│ヒ│のにがさ
|
とがめられない
|
わかっていても
|
うそだと
|
それが
|
|

森本いく子
|
|
|
|
日暮れ時
|
あらわになる
|
芯が
|
紅葉が進み
|
ゆらゆらと
|
|
|
|
|
閉じこめてしまいたい
|
命の籠の中に
|
誘いたい
|
テロリストを
|
花野に
|
|

横山紘一
|
|
|
幸せな一刻
|
冬の日の
|
妻の声とが重なった
|
バロックの響に
|
透明な
陽の光
|
|
|
|
循環を観る
|
いのちの
|
あ
あ
、
こ
こ
に
|
枯葉は静かに舞い落ちる
|
菊はその美を咲き競う
|
|
|
|
寒さ忘れた
|
ただ感謝
|
恵みの自然に
|
肌に秋空
|
目に青空
|
|
|