飯能五行歌会2001年5月〜8月の作品       飯能五行歌会HOMEへ
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2001/05/22

  井関貞子
 
風に吹かれて

アイスボックス
ピ│チパラソルと
田舎の駅前


誰もいない






 
さながらに
小鳥の囀り
はっきりと
すらすら
九九も








 
満足げに帰って行く
サヨナラで




楽しげにやってきて
コンニチハと



私の小さな恋人たちは


 
舞う

それでも
鯉のぼり
年老いた
茶畑で










  門田りよ子
  
薄陽が指した
曇り心に








むりに



晴れぬ気持ちを




 
現のままで

主人は 未だ
墨田の花火が
今年も



パッと

咲いた




           
           

菊江 寛
 
遊んでい


夏草が



庭先で



名付けた我が家
茫茫亭と






 
解け

迫る
生き方を
知恵の輪
くっついた
挫折の形の






 
闇に消えた






打たれた体で





ゴキブリは






芸もなく







尻に燈を灯す





 
森が見えた

小緑の



切り口



春キャベツ

半分にして売る







吉川幸子
 
熱い夏のせい




覗いて見たくなったのは
そっと







おとぎ話






封印したはずの



ゴ│ヤチャンプル│
豪華料理




気合を入れて作る
娘と二人




猛暑に負けず




           
           

 葛原りょう 
 
駆け上がる
空へ








馬のたてがみ
山の背は






 
羅の風ふいた




ふわり







杉の木の下の社に侘てば
留めている





時を








 
聴こえてくる
鮭の足音すら
多摩川



清くなってゆく
帰郷の度に





 
小さい球







だってこんなに




みんな仲良しになれる

地球儀を置けば




こころに








小久保 達
 

自分創り
∨と言い換えてみる
自分は探すものじゃない


迷ってきたから気がついた

歩き出す方向から迷って




自分探し

に出かけたが

 
私の人生








そう思えている





いつでも




が一番いい
だから明日が待ち遠しい

今日も愉しい一日だった


 
私の声で


あなたのポエム
詠み上げる

舞台に立って
初めての









 
人生のダイエットはどうしよう
∧捨てる∨ことだと言われている
生活のダイエット






∧痩せる∨ことだと知っている
肉体のダイエット







 前川みち子
           
 
仮面夫婦

苦しい一日
アップアップ
ひょっとこ
おかめ





 
温情な君




心は深く




変身してしまったが
今はトドに



冷淡な美少年


 
苦笑い


春の陽気に
またもの忘れ
どうした

あれあれ






  森本いく子
 
天を目指す
絡み合い

蔓と蔓とは
悟ったとき
寄辺がないと




 
足も止まる

駆け込む乗客の
盲導犬に


寝そべる


のんびりと




 
呼吸する道

ひとつになって
森の




修験の道


杉木立の坂は



           

  横山紘一
 
だんだん妖艶に
彼女の目が

酔いきぶん

トロトロ


とろ│ん







 
耐えている



でも みんなみんな
もうたまらない

路上はフライパン
燃える太陽






 




婦なのだ
と返ってきた

ありがとう


と言ってみたら
ありがとう






 
でもみんな寂しいのかな
笑い出したくなる
























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